【連載】愛犬と私のリスタート物語(ペットロス 体験談)② 「前を向こう!」と思えたキッカケ
- うえの ひろみ
- 3 日前
- 読了時間: 4分

【連載】愛犬と私のリスタート物語(ペットロス 体験談)
第2話|「前を向こう!」と思えたキッカケ
ペットロスの波は、
ふとした縁や出来事に触れるたび、
大きくなったり、小さくなったり。
寄せては返す波のように
何度も何度も繰り返していました。
周りの人々のちょっとした一言に
過剰に反応したり、嗚咽したり
平静な精神状態に戻る迄
とても時間がかかりました。
「あの子がいない世界で、
生きている意味なんてない・・。」
そんな私の意識がはじめて向いたのは
“目に見えない世界”でした。
現実的なものしか信じられなかった私が
初めて興味を示した
“アニマルコミュニケーション”
何人かのアニマルコミュニケーターさんに
セッションを受けた私は
ある日、「愛犬が生まれ変わってくる」
というメッセージを受け取ることが出来ました。
その瞬間、ほんの少しだけ、心の奥が
温かくなったのを覚えています。
目に見えるものしか信じられなかった私にとって、
“目に見えないもの”を受け入れるのは、
とても勇気のいることでした。
けれど、ふと気づいたのです。
見える世界だけを信じて生きるのは、
実はとても苦しい。
でも、目に見えないものも信じられるようになると、
心がふっと軽くなる
この世のすべてが「陰」と「陽」の
バランスで出来ているとするなら、
愛犬とのお別れ前の私は、
もしかすると「陽」に偏りすぎて
いたのかもしれません。
だからこそ、
そのバランスを取るように、
大きな「陰」の出来事を体験したのだと、
今ではそう受け止められるようになりました。
その気づきが、
ぐらついていた心を少しずつ安定させ、
まるで風に揺れるススキのように頼りなかった私の体も、
ようやく“光のある方”を見つめられるようになったのです。
「あの子じゃなきゃ絶対に嫌」
と泣き叫んでいた私が
約1年後には次の子を迎えていました。
けれど、ペットロスの波は
まだ収まってはいませんでした。 前の子と重ねて見ていた私は、
ある日、大きな失敗をしてしまいました。
不注意から、その子に怪我をさせてしまったのです。
その時、我に返った私は
「私との経験を次に活かして!」
という先代の愛犬の声が聞こえた気がしました。
「経験を次に活かす」には
自分も変わらないといけないと感じました。
具体的にどう変わるかということは
その時は分かりませんでしたが、
「どんなことがあってもブレない私になりたい」
というざっくりとした理想
みたいなものは浮かんでいました。
それから数年後に出会った
「数秘学」で私は、
生きとし生けるものの全てが
「人生のシナリオを決めてくる」
という事を学びます。
人生の地図のようなものを誰もが持っていて
「自分はこう生きる」
「運命は自分の意志で変えられる」
という事を知ります。
私の「使命」が
自分の数秘から見えた時、
既に目指す方向に歩き出していたであろう魂と
自分の想いとが合致し
震えるように感動しました。
学びを深めるために
歩き出した方向で登場人物や動物と出会う。
そこで起こる出来事の全ては
自分が主役になる舞台。
「相手役」をかってくれた人や動物は
どんな相手であっても
自分が選んだ相手。
私が生まれた時から愛犬とのお別れ迄を
ずっと遡って読み解いていると、
私が私らしく成長するために、
周囲の人々や動物が、
あえて「相手役」を
引き受けてくれたのかもしれない
と思えてきます。
波乱続きだと思っていた過去も
私が決めたことを演じただけ。
未来をどう生きるかという選択は
今この時の自分の想いが舵を握っている。
ならばこれ以上、
何を迷っている必要があるのだろうか。
限りある人生なのだから
これからはより良い未来を創るために
前を向いて歩こう!
それが愛犬への「恩返し」になると信じて。
こうして私は、
「再び歩き出す力」
を取り戻すことができました。
次回は、数秘から見えてきた
”亡き愛犬からのメッセージ”について
綴っていきたいと思います。
【お知らせ】 第6話の後半で、
「ペットロスから前を向くための3つのヒント」
をお渡しさせて頂く予定です。 御興味がございましたら引き続き
連載記事をご覧頂けると嬉しいです。
♦動物さんに関するセッション・講座のご案内
Kommentare